この記事でわかるようになること
- NFTゲームを始めるまでの全体像(イメージ)を知る
- NFTゲームを始めるまでの手順
- NFTゲームを始めるまでの理解しなければいけないこと
はじめに
こちらの記事を読んでいない方は、NFTゲームについて解説していますので、ぜひ読んでください。
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【初心者必見】NFTゲームの始め方・知っておくべきことを徹底解説
この記事で分かるようになること NFTゲームとトークンの関係性を理解する NFTゲームを始めるまでの全体像を理解する NFTゲームで稼ぐ方法を知る NFTゲームで注意することなど最低限の知識を身に着け
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NFTゲームを始めるまでのロードマップ(道筋)
NFTゲームを始めるまでの全体像
まず、NFTゲームを始めるまでの全体像をお見せします。簡潔にまとめると以下の手順となります。
- 仮想通貨取引所の開設と入金
- 仮想通貨取引所でトークン購入とメタマスクへの送金
- メタマスク管理下で、購入したトークンとNFTゲームトークンをスワップ
- メタマスクをNFTゲームに接続し、NFTゲームトークンとゲーム内アイテムを交換
仮想通貨取引所の開設と振込まで
あなたがNFTゲームをしてみたいと思った際、仮想通貨取引所の登録と送金が必要です。
実際にやること
- 仮想通貨取引所の登録(国内)をする。
- 登録した仮想通貨取引所にお金を振り込む。
事前に知っておくこと
海外の仮想通貨取引所について
海外仮想通貨取引所は、レバレッジを100倍以上かけることができる(国内は2倍まで)、取扱銘柄数が豊富、取引コストが安いなどの特徴が挙げられます。
しかし、海外の仮想通貨取引所から直接日本円を入出金することはできません。また、海外の仮想通貨取引所が無くても、NFTゲームは出来ます。
国内の仮想通貨取引所の登録は必須だということを覚えておきましょう。
国内の仮想通貨取引所の種類と違い
有名な国内仮想通貨取引所について纏めました。気にするポイントは、入出金手数料と最低取引単位です。
手数料を低く抑えたい場合は、DMMビットコイン、GMOコインにしましょう。
安心と取引の操作が簡単な場合は、コインチェックにしましょう。
国内取引所 | 入金、送金手数料 | 最低取引単位 | 上場 銘柄数 | レバレッジ 取引の有無 |
---|---|---|---|---|
コインチェック(Coincheck) | 入金手数料 銀行振り込み:無料(振込手数料は自己負担) 出金手数料 407円 送金手数料 0.0005 BTC 0.005 ETH 0.15 XRP | 500円相当額以上 | 17 | 無し |
DMM ビットコイン (DMM Bitcoin) | 入金手数料 銀行振り込み:無料(振込手数料は自己負担) 出金手数料 無料 送金手数料 無料 | 0.0001BTC 0.001ETH 1XRP | 13 | 有り |
GMOコイン | 入金手数料 銀行振り込み:無料(振込手数料は自己負担) 出金手数料 無料 送金手数料 無料 | 0.0001 BTC 0.0001 ETH 1 XRP | 20 | 有り |
仮想通貨取引所でのトークン購入とメタマスクへの送金について
全体像の確認
仮想通貨取引所を登録し、入金した後は、トークン(仮想通貨)を購入することになります。
購入した場合、仮想通貨取引所で購入したトークンを管理することになります。
仮想通貨取引所からメタマスクに管理を移す必要があります。これは、仮想通貨取引所では、購入したトークンとNFTゲームトークンを交換(取引)することが出来ないからです。
仮想通貨取引所からウォレット(メタマスクなど)に管理を移すような行為を送金するといいます。
STEP2:トークン(仮想通貨)の購入と送金について
トークンを購入し、仮想通貨取引所からメタマスクにトークンを送金します。
しかし、ウォレットの種類と送金パターン、ネットワークについて理解しなければいけません。
実際にやること
- 仮想通貨取引所で、トークン(仮想通貨)を購入する。
- 仮想通貨取引所からウォレット(メタマスクなど)に購入したトークンを送金する。
事前に知っておくこと
ウォレットの種類について
当サイトでは、便宜上ウォレットにメタマスクを挙げていますが、メタマスクを使わない場合もあります。その場合は、送金のパターンについてをご覧ください。
NFTゲームによっては、ネットワークによって、ウォレットを使い分ける必要も出てきます。
- メタマスク:イーサリアムやBNB、polygon等々、様々なネットワークに対応している。
- NFTゲーム独自のウォレット:NFTゲーム内のウォレットにアクセスするので、メタマスクを経由せずに、海外の仮想通貨取引所から直接入金ができる。
- Phantom Wallet:Solanaネットワークに対応したウォレットで、Solanaに対応していないメタマスクの代わりになる。
仮想通貨におけるネットワークについて
以下の記事で詳しく解説しています。結論としては、NFTゲームごとに開発されているネットワークが違うので、そのネットワークごとで管理・送金をして下さい。
また、NFTゲームをする際は、メタマスクで多くのネットワークを管理できます。
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【NFTゲーム初心者】仮想通貨のプラットフォーム(ネットワーク)とは?スワップやブリッジについても徹底解説
続きを読む
NFTゲームのネットワークを知る方法
- Axie Infinityの場合:イーサリアムから、サイドチェーン(アクシーインフィニティ独自のネットワーク)にアクセスできる。
- STEPNの場合:Solana・BSC・Ethereumネットワークに対応しており、STEPNアプリ内(ウォレット)に送金する。
コインマーケットキャップ(価格追跡ウェブサイト)から知る方法もあります。
コインマーケットキャップの右上の検索から、トークンを調べ、左上のコントラクト一覧を参照してください。コントラクト一覧には、対応しているネットワークとアドレスが書いてあります。
購入したトークンをスワップし、NFTゲーム内アイテムを購入するまで
全体像の確認
メタマスクに購入したトークンを送金した後は、NFTゲームトークンとスワップ(交換)をします。メタマスクとスワップサイトを接続し、スワップサイトで、購入したトークンと遊びたいNFTゲームトークンをスワップします。
メタマスクに送金したトークンとNFTゲームトークンをスワップする
メタマスク(ウォレット)とスワップサイトを接続し、トークンをスワップします。また、スワップサイトを介さずに、メタマスク単独でもスワップは可能です。
ここで注意するのが、スワップサイトごとに対応チェーン(ネットワーク)が違うことです。
実際にやること
- メタマスクとスワップサイトを接続する(メタマスク自身でも可)。
- メタマスクを接続した状態で、スワップサイトでトークンをスワップする。
事前に知っておくこと
メタマスク単独でのスワップ(スワップサイトを使わない)
今までの手順では、スワップサイトを取り入れました。しかし、メタマスク自身にもスワップ機能は備わっています。
メタマスクウォレットは、ウェブブラウザ・アプリともに対応しているので、スワップをするだけであれば、メタマスク自身のスワップ機能が便利でお勧めです。
スワップサイトの種類と対応ネットワーク
スワップサイトは、仮想通貨分散型取引所と呼ばれ、暗号資産(仮想通貨)の大規模な取引を完全自動で調整するアプリケーションのことです。
数百以上のスワップサイトがある中で、以下は、マーケット数が圧倒的に多く、必ず覚えておきたいスワップサイトです。
それぞれで対応ネットワークが異なりますので、必要に応じてメタマスクのネットワークを切り替えましょう。
PancakeSwap
- 名称:PancakeSwap(パンケーキスワップ)
- サイトURL:https://pancakeswap.finance/
- 対応ネットワーク:BSC(バイナンススマートチェーン)
Uniswap
- 名称:Uniswap(ユニスワップ)
- サイトURL:https://uniswap.org/
- 対応ネットワーク:イーサリアム(ETH)チェーン
ブリッジサイトについて
ネットワークの異なるトークンを交換することをブリッジと言います。メタマスク(ウォレット)を接続することで、ブリッジすることが出来ます。
以下の記事でもあるように、ブリッジにはリスクが伴うので、理解した上でご利用ください。
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【NFTゲーム初心者】仮想通貨のプラットフォーム(ネットワーク)とは?スワップやブリッジについても徹底解説
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SafePal
- 名称:SafePal(SFP)
- サイトURL:https://apps.apple.com/jp/app/safepal-wallet/id1548297139
- 対応ネットワーク:2万以上のトークンと23のブロックチェーン
- デバイス媒体:携帯アプリ(iphone・Android対応)
Multichain
- 名称:Multichain(MULTI)
- サイトURL:https://multichain.org/
- 対応ネットワーク:40以上のブロックチェーン
- デバイス媒体:ウェブサイトアプリ型
メタマスクとNFTゲームを接続し、NFTアイテムを購入するまで
全体像の確認
スワップした後は、メタマスクと遊びたいNFTゲームを接続し、NFTゲーム上でアイテムを交換します。
購入したNFTトークンでアイテムを購入する
メタマスクとNFTゲームサイトの接続をし、スワップしたNFTゲームトークンとアイテムで購入します。
しかし、詐欺サイトには注意をしましょう。
実際にやること
- メタマスク(ウォレット)とNFTゲームを接続する。
- メタマスク(ウォレット)を接続した状態で、NFTゲームのサイトでアイテムを購入する。
事前に知っておくこと
詐欺サイトについて
始まったばかりのNFTゲームは、詐欺サイトが横行することが良くあります。遊びたいNFTゲームのURLをtwitterやdiscord、ネット検索などで何度も確認をして下さい。
詐欺サイトで、ウォレット(メタマスクなど)を接続してしまうと、ウォレット内の資金を盗られる可能性があります。このような場合の資金流出は一切保証がされないので注意してください。
その他、NFTゲーム接続シチュエーション
ここまで解説したロードマップは、必ずしもこの1通りではありませんので、その他の様々なシチュエーションを解説します。
NFTゲームのプレセール時のシチュエーション(通常)
NFTゲームのプレセール時は、NFTゲームのウェブにウォレットを接続し、ウェブ内でトークンを購入することが多いです。
この時に、ガス代(手数料)が掛かりますので、資金は十分に用意しておいたほうが無難です。特に、プレセール時などはアクセスが集中するので、ガス代が高くなる傾向にあります。
NFTゲームのプレセール時のシチュエーション(USDT)
NFTゲームによっては、NFTゲームトークンの購入を国内の仮想通貨取引所で取り扱っていない仮想通貨を指定する場合があります。その例としては、USDTなどのステーブルコインです。
USDT(テザー)は、米ドルに固定された通貨であり、1USDTがほぼ1USDになっています。 価値の変動が少ないため、多くの取引所で他の暗号資産の取引で利益が出た際に、一度利確をするための交換先通貨として利用されることが多いです。
USDTは、国内の仮想通貨取引所では取り扱っていないため、ウォレットに移した後に、スワップしてUSDTを手に入れる。
海外の仮想通貨取引所を利用するケース
または、海外の仮想通貨取引所でUSDTを購入して、メタマスクに送ることもできます。
ただし、送金手順を増やすと、間違えやすく、手数料も増える可能性があるので、送金手数料の低い通貨を利用しましょう。
NFTゲームトークン上場後のシチュエーション
NFTゲームトークンが海外の仮想通貨取引所に上場することがあり、海外の仮想通貨取引所でNFTゲームトークンが購入できる場合があります。
海外の仮想通貨取引所とウォレットを使い分けることで、リスクの分散ができます。ウォレットもしくは海外の取引所どちらかで、ハッキングがあり、資金の流出があっても、一方の資金は無事です。
また、仮想通貨取引所によって、対応は異なりますが、コインチェックなどでは取引所がハッキングされて資産が流出した場合、それに相当する日本円または他の通貨を、速やかに返還するとしています。
このようなことから、あまりメタマスクなどの流動性の高いウォレットに資金を一極集中することは避けた方が良いです。
まとめ
NFTゲームを始めるまでのロードマップを解説してきました。この記事で全てが理解できるとは限りませんが、大まかな取引の全体を理解して頂ければ嬉しいです。
仮想通貨の業界は、新しい技術(ブロックチェーン)を用いて日々開発されており、取引の手順も様々です。法規制なども十分ではないため、ここでの取引の仕方が明日以降、突然使えなくなる可能性もありますので、ご了承ください。